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イベントレポート:こどもワークショップ『雲をつくろう』

イベントレポート:こどもワークショップ『雲をつくろう』

■未来を雲にのせて

未来を紡ぐプロジェクト こどもワークショップ『雲をつくろう』

2026年5月8日(金)-5月10日(日)

 

 

市民ギャラリー矢田 第3展示室にて、こどもワークショップ『雲をつくろう』を開催しました。

本ワークショップは、彫刻家TAKU NISHIMURAさんのアイデアをもとに、エスケー鉱産株式会社と(公財)名古屋市文化振興事業団[市民ギャラリー矢田]との共催で実施。
3日間で200名を超えるお子様と保護者の皆さまにご参加・ご観覧いただきました。

 

 

■雲を想像し、自由につくる時間

 

今回のワークショップでは、雲の形に切り出した木の板へ、布や糸、雲母(うんも)パウダーを自由に貼り付けながら、自分だけの“雲”を制作しました。

まずは好きな形の雲の板を選ぶところからスタート。

 

 

その後、色とりどりの布や糸の山から、自分が使いたい素材を探し、最後にキラキラと輝く雲母パウダーで仕上げていきます。

 

 

「これは夕焼けの雲!」
「いっぱい雨が降りそうな雲にしたい」
「風が吹いて、光が差しているみたいにしたい」

参加した子どもたちは、素材の色や質感から自由に物語を膨らませ、それぞれの感性で思い思いの雲を表現していました。

 

 

中には、食べ物やリボン、花、人の顔、動物などをイメージして制作する子も。

 

 

同じ“雲”というテーマでも、一人ひとりがまったく異なる発想を広げていく様子に、会場ではたくさんの驚きや笑顔が生まれていました。

選んだ雲の形や布・糸の組み合わせから、一人ひとりの“好き”や想像の世界が立ち上がっていく様子は、本物の空を見上げながら雲にいろんな形を見つけて遊んだ幼い頃の記憶そのものが形になっているようでした。

 

 

■使い終わった資源に新たな役割を与える

 

今回使用した素材には、さまざまな背景があります。

雲の形の木の板は、昨年開催した巨大参加型アート空間「未来の都市をつくろう」に登場した“夜光石の鉱山”の公開制作で使用した型枠を再利用したもの。

役目を終えた素材に新しい命を吹き込み、子どもたちの創造のキャンバスとして生まれ変わりました。

 

 

また、布や糸は、150年以上にわたりファッション業界を支える繊維専門商社・瀧定株式会社様よりご提供いただきました。
テキスタイルやアパレル製品の企画開発から仕入・生産・販売までを一貫して手がけられる同社では、製品チェックなどに使われた布サンプルが役目を終えると使い道がなく、廃棄するしかなかった課題に取り組まれています。

 

 

今回は、各アパレルブランドへ展開する見本のハギレを特別にご提供いただき、会場にはトレンドの最先端をゆく華やかな柄や色彩の布が運び込まれました。

 

 

さらに、作品の仕上げには鉱物資源である「雲母パウダー」を使用。
雲母は、プラスチック、ゴム、塗料、建材、化粧品など、多様な分野で活用されている鉱物資源です。

子どもたちは、きらめく粒子を指先でそっと振りかけながら、それぞれの雲に最後の輝きをトッピングしていました。

 

 

 

■みんなの雲が「未来の都市」の空をつくる!

 

回制作された雲たちは、2026年8月開催予定の巨大参加型アート空間『未来の都市をつくろう』の空間の一部として展示します。

 

 

ひとつひとつ形も色も異なる雲たちは、子どもたちの想像力や記憶、そして素材との出会いから生まれた小さな創造のかけらです。

それらが集まり、大きな空間の風景となっていくことを、私たちも今から楽しみにしています。

 

 

 

■謝辞

 

ご参加いただいた皆さま、会場へ足を運んでくださった皆さまに、心より御礼申し上げます。
エスケー鉱産株式会社はこれからも、限りある資源や素材の可能性を見つめながら、子どもたちの自由な創造力と出会う場づくりを続けてまいります。

YouTubeではTAKU NISHIMURAさんが弊社代表の星野とともに数々の工場へ突撃する様子や、これまでのイベントの様子などをご覧いただくことができます。

今回の『雲をつくろう』を撮影したアーカイブ動画も追って投稿予定です。
ぜひチャンネル登録をよろしくお願いいたします。