近年、規格外のガラスについて「自社の廃棄物をなんとかリサイクルできないか」というご相談が増えております。
背景として、最終処分場の不足や処分費の高騰など、廃棄物処理を巡る諸問題があります。
廃棄物のリサイクルはコスト面などの課題が非常に多い難易度の高い分野です。
当社はひとつひとつのSOSに向き合い、これまで廃棄物として認識されていたものを一種の資源として認識し、有効利用の開発にトライしてまいりました。
今回は当社の「ガラスリサイクル」についてご紹介いたします。
■リサイクルの過程
当社のガラスリサイクルの歩みは、窓ガラスと瓶ガラスの再利用からスタートしました。
現在では、板ガラス、蛍光管のガラス、豆電球、瓶ガラスなど、製造過程で規格外とされた資材や、使用後に廃棄となったガラスを資源として買い取らせていただき、そのガラスをお客様のニーズに合わせて顆粒状やパウダー状に加工し販売しております。
ガラスパウダーについてはタイル原料として生まれ変わり流通しております。
■輸入原料とリサイクル原料のちがい
鉱産物の資源は主に輸入が中心となるため、輸入量と原価格において不安定性を抱えております。
リサイクル製品はコスト面においてはまだまだ改善の余地がありますが、近年は産廃の分別化が進んだことにより、供給量の安定性もメリットとして訴求できるようになってまいりました。
企業様とのマッチングが上手く叶えば、コストや安定性の面においてより良い循環を作れる可能性があります。
当社が何より大切にしておりますのは、お客様のご要望に真摯に向き合い、最適解を一緒に導き出していくことです。
良きパートナーとして、課題解決のお手伝いができるよう最善を尽くしてまいります。