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イベントレポート:アートにつかろう『ものづくりの湯』

イベントレポート:アートにつかろう『ものづくりの湯』

■砂遊びはものづくりの源泉

未来を紡ぐプロジェクト 彫刻家 西村卓×エスケー鉱産 アートにつかろう『ものづくりの湯』

2024年3月7日(木)〜3月10日(日)

 

 

 

本イベントは、エスケー鉱産が製品加工を委託している岐阜県と愛知県の複数の工場を、彫刻家・西村卓が見学し、そこで得たインスピレーションから制作した参加型アート空間(インスタレーション)を発表するイベントの第一弾です。

 

岐阜市の探究型学童保育ヒトノネさんの3階スペースに、温泉にみたてた砂場を主なもので4つご用意しました。

 

 

各砂場には「硅砂」が入っているのですが、すべて産地が違います。

同じ硅砂でも産地や粒度によって、色や手触りに違いがあることを砂遊びを通して体感することができます。

 

■ワークショップ

イベント期間中には、メタカオリン製ジオポリマーを使用した新時代のコンクリートアートのワークショップを企画し、小学生向けと大学生向けの2枠あわせて約30名にご参加いただきました。

まずは砂場で自由に遊んでいただき、遊んだ跡にジオポリマーを流し込み固めます。

 

ものづくりの湯_大学生向けワークショップ

 

凹凸が反転するのと、硅砂の違いによって形の現れ方が異なるため、イメージする力と思いもよらぬ面白さが融合します。

「砂遊びはものづくりの源泉」という西村さんの言葉を起点に、想像以上のクリエイティブなエネルギーに満ちた場が生み出されました。

 

 

もし、エスケー鉱産の未来を紡ぐプロジェクトの理念に賛同し、出張砂場として、参加形アート空間『ものづくりの湯』を呼んでいただけるスペース、教育機関、企業、団体、個人の方がいらっしゃいましたら、名古屋から陸路で伺える範囲であれば日本全国どこへでも馳せ参じます。

 

■謝辞

たくさんの方々のお力添えのおかげで、エスケー鉱産の初めてのイベントを成功させることができました。

特に『ものづくりの湯』に関しましては、会場の探究型学童保育ヒトノネの皆様、ワークショップの要であったメタカオリン製ジオポリマーの技術指導をしていただいたソブエクレー株式会社の技術顧問・瀧華様、実験場所の提供や当日のワークショップの補助に駆けつけてくださった丸仙陶器原料株式会社の牧千太様に、深くお礼申し上げます。

 

他にも大変心強いの方々のサポートをいただきながら、未来を紡ぐプロジェクトは進みます。

次は夏休みに入ってすぐの7月23日(火)に、岐阜市のみんなの森ぎふメディアコスモス1Fみんなのギャラリーにて、更なる大規模な参加型アート空間『未来の都市をつくろう』を開催いたします。

 

YouTubeでは西村さんがエスケー鉱産の星野とともに数々の工場へ突撃する様子を見ることができます。

背景を知るとワークショップをより楽しめること間違いなしですので、ぜひチェックしてみてください。

 

▶︎YouTube